「満月」とは成熟して満たされた性のイメージです。
愛と性の完成の象徴。けれど、そのエロティックな輝きも、翌日には少しずつ欠けていく……その姿は男女の和合によく似ています。期待して膨らんでまたしぼんで……それがわかっていても求め続けるのだから、人間は不思議です。
男性の方はごめんなさい。サイト「満月」は女性が愛と性についての本音をフランクに語り合い、また情報交換し、情報検索できるサロンです。

愛と性を語る場
愛と性は食事や排泄くらい人間にとって当たり前のことですが、なかなか当たり前に語りあえる文化が日本にはありません。巷には風俗産業が儲かるような情報ばかりが流布していて、愛と性の文化がなぜかとても猥褻でチープなのです。
でも、愛と性は、全ての人の生活の中にあたりまえにあって、しかもとても大事なものです。実際にはそれで犯罪や事件が起きたり、離婚する人も多いのだから、生き方について考えるのと同じくらい、愛と性は人生の中で重大です。
わたしはサイト「満月」を女性たちの性と生の情報交換できる女性のサロンとして、また性の価値を高める場として機能していけたらと考えています。

愛と性の情報を提供
恋愛が自由になって女性の性体験は多くなりましたが、現実には70%位の女性は「男性とのセックスでかつてイッた事がない」そうです。男性と女性とではも ともと欲望や願望に性差があるものですが、閉塞した社会でその傾向は、どうも年々すさまじくなっていく気がしています。
ローティーンの子供たちが、乱交パーティで初体験を経験し、その後、恋愛感情を持ちにくくなる一方で、10代で100人切りみたいな女性もいます。20 代では、満たされない願望を持った女性が真面目に悩んだあげく「小陰唇が醜いから恋愛できない」と切除手術を受けたり、バストを整形したり。夫との関係に 満たされず、主婦が出会い系サイトや風俗へ走る……恋愛や性に対する偏見、蔓延している困った風潮も、きちんとした情報を提供することで少しずつでも変え ていければと考えています。
サイト「満月」では、古今東西の愛と性に関するデータを提供していくほか、医者、学者、作家など愛と性に纏わるものを順次取材し掲載します。

愛と性の文化の創造
これまで愛と性の文化は、大半が風俗主導、男性主導で展開されてきました。男性の単純な欲望やエネルギーを女性がうまく扱うとか、転がすといった具合 に……それが本当にいい方法なら、サイト「満月」で、それを体型づけてみよう。あるいは、女性たちの本音が今はもっと違うところにあるなら、それをきちん と声にして体型づけようという試みです。
サイト「満月」では、隔週でアンケートを実施していきますが、その集計や掲示板での女性たちの意見を体型化することをこのサイトの事業だと考えていま す。それを女性のための共有財産としてサイト「満月」に掲載するほか、雑誌、書籍、MLなどの媒体を通して発信していきます。

愛と性の伝導
女性たちが語れなかったことを語れる、表現できなかったことを表現できる場を持つことで、愛と性の楽しさ、それを語り合う楽しさを思い出して貰えた ら……わたしは大人がもっと素直に愛を育み、エンジョイすることが何より大事だと考えています。大人が自信の持てる大人の文化をもつことで、はじめて子供 は子供の時代を過ごせる。子供は自分が子供だったことを思い出すでしょう。だから、本当の文化をつくるのは大人の女性からだと信じています。
難しいことより、まずは知ること、楽しむこと……愛と性に携わる作家とのコラボレーションやイベントなど、様々な催しを通していろんな愛・性を楽しんで行こうと思っています。

マリリン満月

マリリン 満月ライター

投稿者プロフィール

22歳からライターとなり、編集プロダクションやイベント会社を転々とした後、映画会社のプロモーターとなる。結婚退職後にフリーランスとして、様々な女性誌の創刊・執筆、書籍、PR誌の企画・制作・執筆に携わる。29歳で離婚を経験し『恋愛と生き方』について考えるようになったことと、女性のためのアダルト雑誌の創刊に携わったことをきっかけに、「愛と性、女性の生き方」をテーマとした仕事をするようになる。

2003年、女性の側から見た愛と性を指南する、「フラワー」、「エクスタシー」を上梓。女性のための愛と性のサイト満月(http://mangetu.jp)を主宰。
「フラワー」が楽天ブックス2003年年間ベストセラーNO1となる。以降、老若男女を問わず、恋愛と性のお悩み相談が寄せられる。
恋愛・セックスのコメンテーターとして、an・an、シュシュ、フラウ、attiva、週刊女性、女性セブン、ニフティほか、様々な媒体で活躍。

「フラワー」発売後の疑問と女性たちの悩みへの答えを自然の中に見いだし、道教や古代を学び、宇宙に目覚める。
2015年3月「TAOが開くSEXの扉」(講談社刊)を上梓。この頃、宇宙人と自分の関わりに気づく。

2015年5月、両親の希望により介護のため中目黒にカラオケ&多目的イベントスペースStudioMOONをオープン。様々な分野のアーチストとコラボしつつ、両親の介護に奔走していたが、両親が施設へ入居したことをきっかけに、薬膳料理店へと転換。
毎週月曜日には氣功教室、時折、タオのレクチャー&ワークショップなどを開催。
中高年独身サークル「結」を結成、より自然で豊かな生き方を仲間と共に模索。
2017年6月「TAOが開くSEXの扉」の中国語繁体字版を台湾にて発売。
2018年5月農村地域に転居、自然の中、家庭菜園を楽しみつつ、タオの体現と5次元生活を模索している。
コロナを機にアセンションへのトライとボランティア中心の生活に。
mail:mangetu@mangetu.jp

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マリリン満月の本

  1. 陰陽和合の性愛術 タオが開くSEXの扉

  2. フラワー (宝島社文庫)

  3. セックスってなあに?2

  4. セックスってなあに?1

  5. いい年して処女なの隠して生活してます。

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