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満員電車が、ホームに入ってきました。

乗車しようという客が、ホームにあふれています。下車しようという乗客も、います。

今の日本では、混乱は起きませんが、下車が先ですね。

バスでも、同様。

「降りるお客が済んでから、ご乗車ください」

と、アナウンス。

「落ちる客が死んでから」というのは、悪い冗談ですが、とにかく、降りるのが、先。

これが、気功の基本です。

満杯ではなく、空(す)いてから、入る、あるいは、入れる。

要は、「流れ」です。

大小便が出なければ、大変です。「流れ」が止まっている状態ですね。

食べたら、出す。

飲んだら、出す。

生体維持の、大前提。

出ないのにまた入れる、という無理な状態が、下車が済まないのに乗り込む、です。

出るものが出て、あるいは空腹のとき、食べるものは美味い。

ちゃんと流れているからでもありますし、容器が空いていて、いくらでもオッケー、でもあるからです。

空腹は最高のご馳走、というやつですね。

しかし、新たに入ってゆくものが、悪いものであれば、どうでしょう。

悪いというのは、体にとって、という意味ですが、毒を食べちゃあ、何にもならない。

人間は、呼吸をしなければ、何分と生きていられませんが、毒ガスを吸うわけにはいきません。

このように、食べ物も飲み物も空気も、新鮮でよいもの、でなくては、いけないわけですね。

 

というようなことを、これから書いてゆきます。お読みいただければ、幸甚です。

松永 徹

松永徹

投稿者プロフィール

松永徹。1945年北海道生まれ。気功家。元関西気功協会理事。元太極気功研究会顧問。松永気功塾塾長。長編エッセイ「心気功」で日本文芸家クラブ大賞受賞。著書に「こころの気功」。

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