最近タマネギの生命力に圧倒される。
うちは八百屋を使うので、みなさんの知っているスーパーの野菜とはどうも違うのだが…。
袋に詰められた大きなタマネギを剥いてみると、一番外側の身と身の隙間に根を生やして栄養にしながら、芽を伸ばしていく…一枚目、二枚目に根がびっしり生えたタマネギを剥くのは、とてもグロテスク…たぶん、「芽止め」していないせいで、スーパーの野菜にはそのようなものを見たことが無いから、収穫後に成長しない薬品が施されているのだろう。
八百屋のタマネギは、収穫してから八百屋にたどり着く間にも、根を伸ばしてしまうようだ。
しかし、芽が出たタマネギは実は一番美味しいというのを、八百屋の姉さんに教わった。
食べてみたら、本当に美味しいが、剥くのは気持ち悪い。
土があれば、こんなことにはならずに済むんだろうに、冷蔵庫の中で時間がたっていくと、根はいよいよぐるぐるになってしまい、自分の身体を食べ続けるタマネギが悲しいし、痛い…。
野菜は食べ物と思っていたけれど、生き物なのだ。
わたしたちは、食べる分だけ収穫すればいいんだろうに…。
そうできない生活は間違っている気がしてきた。
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